Paule THÉVENIN, Lettre à un ami, Courrier du centre international d'études poétiques, 1989.

Jean PAULHAN, Carnet du jeune homme, Le nouveau commerce, 1977.

Poésie 41, n° 4, mai-juin 1941


久しぶりになんか来た。一冊目にはやられた。古本屋で見たら著者がArtaudになっていたので、なんだこりゃと思って注文したが、届いたものを見たら作者はThéveninだった。もしやと思ってみたらAntonin Artaud, ce désespéré qui vous parleという彼女の本に収録されていた。Lettre à Bernard noëlと書いてあったらわかったのに…。まあしょうがない。

二冊目。これはちょっとあたりかもしれない。ぱらぱらと見てみたが、Paulhanが二十歳の頃(1904年)書いた日記らしい。ちょっとびっくりしたのがどうやら彼は当時Ribotとかと親交があったらしい。Paulhan経由でRibotとArtaudが結びつかないかなあとか夢想するがまあそれは厳しいだろう。しかしPaulhanの文献は底なしだ。

最後はなんか詩の同人誌っぽいものだ。すでに第二号は持っていたが、今回の第四号はちょっと紙の質が違う。表紙がつるつるしている。まあこの時代にネットでの検索のこととか考えていなかっただろうからしょうがないのだが、Poésie 41というタイトルは検索するのに非常に難儀する。それと厄介なのは、この41というのは1941年にでたから41で、1942年にでればPoésie 42ということになる。年ごとにタイトルが変わる雑誌なんか作らないでほしい。まあ手には入ったからよい。目当てはBousquetの資料としては比較的重要(だと思う)な « Sur une définition de la poésie » というテクストで、これは全部で5ページしかないのだが、前回の第三号でGideが引き合いに出したBanvilleの詩の定義に対してBousquetが回答して、それにさらにAragonが回答をしたというもので、Bousquetが書いた部分は実質2ページしかない。この雑誌は送料抜きで15ユーロしたから、1ページあたり約1000円ぐらいになるということか。まあよい。これまたぱらぱらと見てみて、Bousquetのいっていることは結構面白かったが、Aragonはひどかった。むかしUne vague de rêvesを読んだときはもっとまともな気がしたんだが。