2004-01-01から1年間の記事一覧

豚の角煮

じつはここ数日M-1のことが気になって仕方がなかった。まめにライブに行ったりテレビをチェックしたりする熱心なファンじゃないので、こういうことでもないとまとまってみる機会がないからだ。なんだかんだいって毎回逃さずM-1をみているけど、次回からはみ…

二回目

Guillaume APOLLINAIRE, Alcools, Poésie/Gallimard, 1920(『アポリネール詩集』) Jean CASSOU, Trente-trois sonnets composés au secret, Poésie/Gallimard, 1995 Max ELSKAMP, La chanson de la rue Saint-Paul, Poésie/Gallimard, 1997 Philippe JACCO…

一回目

Charles BAUDELAIRE, Petits poëmes en prose (Le spleen de Paris), Poésie/Gallimard, 1973(『ボードレール全詩集〈2〉』) Blaise CENDRARS, Au cœur du monde, Poésie/Gallimard, 1947 Léon-Paul FARGUE, Poésies, Poésie/Gallimard, 1967 Jean FOLLAIN…

餃子

Subbulakshmiで検索してきてくれる人もいたみたいだ。うれしい。みんな聞くべきだと思う。いつでもどこでも。ちなみになぜかフランスでは全く入手できなかった。印象ではフランスには南インドのCDが全くない。北しかない。なぜだ。Biblioは700件くらい。もう…

文献整理

新しいパソコンを買ったのを機にちょっと文献を整理してみようかなと思ったのだが、これが大変だった。表記の仕方が本によってまちまちで、地名が書いてなかったり、出版社が二つあったり、年が複数あったり…。あと、論文集なんかは各論文ごとに入力している…

ふほう

昨日の新聞の夕刊を見て目を疑って、ネットで調べてみたら日本のメディアにはそんなことは一言も書いてなかった。それでさらに調べてみたらどうやら本当らしい。http://www.hindustantimes.com/news/181_1148632,0008.htmM.S. Subbulakshmiがなくなったらし…

Victor HUGO, Châtiments, Les contemplations, in Œuvres compltètes, Poésie II, Robert Laffont(『ヴィクトル・ユゴー文学館』)

いや長かった。最初のChâtimentsは詩というより延々とNapoléon三世の悪口だ。まあ亡命先で書いていれば悪口を言いたくもなるか。そんなわけで詩の中で彼の政治的立場が明らかになるように書かれている。死刑反対とか。人間は生の中においてこそ罰を受けてい…

Gabriel TARDE, La criminalité comparée, Empêcheurs de penser en rond, 2004 Claude LÉVI-STRAUSS, Le totémisme aujourd'hui, PUF, 9e éd, 2002(『今日のトーテミスム』) Jean-Michel REY, Les promesses de l'œuvre, Descl&eaucte;e de Brouwer, 2003…

avis favorable

給費受かった。マジでよかった。というわけで記念に、

Alphonse de LAMARTINE, Méditations poétiques / Nouvelles méditations poétiques, Poésie/Gallimard, 1981

なんかあんまり考えていない感じがフランスのロマン主義っぽかった。なんか後半だれてきたので、Rimbaudの詩をたまに読みながら読んだのだが、二人を比べると、Rimbaudってやっぱりいろいろ考えているんだなという感じがして面白かった。まあ考えないことも…

Pierre BRUNEL, Théâtre et cruauté ou Dionysos profané, Méridiens, 1982 Jean-Marie GLEIZE, Poésie et figuration, Seuil, 1983 Pierre JANET, L'évolution psychologique de la personnalité, Société Pierre Janet, 1984 Jean PAULHAN, 226 lettres in…

なんかいろいろ来た。

Paule THÉVENIN, Lettre à un ami, Courrier du centre international d'&eacutetudes po&eacutetiques, 1989.Jean PAULHAN, Carnet du jeune homme, Le nouveau commerce, 1977.Poésie 41, n° 4, mai-juin 1941 久しぶりになんか来た。一冊目にはやられた。…

1000円

Philippe LACOUE-LABARTHE et Jean-Luc NANCY, Le titre de la lettre. une lecture de Lacan, Galilée, 1990 Georges DUMÉZIL, Mythes et dieux de la Scandinavie ancienne, Gallimard, 2000 Gilles DELEUZE, L'îles déserte et autres textes, Minuit, 20…

600円

Olivier CADIOT, Retour définitif et durable de l'être aimé, P.O.L, 2002 RONSARD, Poésie choisies, Bordas, coll. Classiques garnier, 1989Cadiot二冊目。こんな人らしい。ふつうのおっさんだ。Ronsardは偉くなったら読もう。ちらっと読んでみたが、そ…

500円

Henri TROYAT, Toute ma vie sera mensonge, Flammarion, 1988 Henri TROYAT, Le Moscovite, Les feux du matin, Flammarion, 1975 Henri BOSCO, Sabinus, Gallimard, 1957 Henri BOSCO, Le récif, Gallimard, 1971 Salvat ETCHART, Le monde tel qu'il est,…

400円

Vincent DESCOMBES, Philosophie par gros temps, Minuit, coll. critique, 1989 Jean ROUAUD, Sur la scnène comme au ciel, Minuit, 1999 Marie DARRIEUSSECQ, Naissance des fantômes, P.O.L, 1998(『亡霊たちの誕生』)どの出版社から出ているかという…

300円

Boris VIAN, La belle époque, Christian Bourgois, 1982 Michel TOURNIER, Les météores, Gallimard, 1975(『メテオール』) Louis-Ferdinand CÉLINE, Nord, Gallimard, 1960(『セリーヌの作品〈第8巻〉北 上』『セリーヌの作品〈第9巻〉北 下』) Paul R…

200円

Raymon ARON, La philosophie critique de l'histoire, Vrin, coll. Point, 1969 Jean TARDIEU, Le fleuve caché, Poésie / Gallimard, 1939-1968 Jules SUPERVIELLE, Le forçat innocent, Poésie / Gallimard, 1930-1934 Sigmund FREUD, Cinq leçons sur la…

わてほんまに よういわんわ

古本市があったので久しぶりに本を買った。自転車で現地に行ったので帰りは本を持ちながら運転する羽目になり、ビニールのひもが手首に食い込むなど大変だった。まあ年にいっぺんなのでこういうこともあってよい。とにかく安かったので考えなしに買ってみた…

Pierre BRUNO, Antonin Artaud. réalité et poésie, L'Harmattan, 1999

最も注目したのが最初の方の思考の不能性についての議論。Artaudにとって思考とは形而上学的な分析でもある種の信仰でもない。それは外的対象を指示し言うというひとつの機能だ。だから思考が不可能であるということは外的対象を捉えることができないという…

Jori-Karl HUYSMANS, A rebours, GF-Flammarion, 1978

よくもまあこんなに何事も起きない小説を書けたものだ。ひたすら壁紙や調度品、本棚のならびや本の内容、と。聞くところによるとLà-basとかだとそれがもっとすごいらしい。ご苦労なことです。ちなみにちょっと気になったところ。最初の方でラテン語の作家の…

Jean STAROBINSKI, « La littérature », in Faire de l'histoire II Nouvelles approches, éd par Jacques LE GOFF et Pierre NORA, Gallimard, 1974

もう書くの疲れてきた。なんか教授に説教されている気がした。研究するときは、自分と研究対象との距離をちゃんと保ちなさい、有効な問いを立てなさい。そうですか。はあ。しかしこんなのを当時の歴史学の最先端を集めた論集なんかに収録していいのか?

Jean PAULHAN, Essai d'introduction au projet d'une métrique universelle, Le nouveau commerce, 1984

やっぱりPaulhanは素晴らしい。でも彼の本を読むと文学なんて本当にどうでもいいなと思ってくる。いや、読む前から思っていたが。しかしこのタイトルはなんなのだろう。métriqueというので詩法とか韻律の話かと思いきや、予想と全く違った。むしろ以前読んだ…

Michael RIFFATERRE, « L'illusion réféfentielle », Ibid

上のBarthesの論文と一緒に収録されているもの。Barthesのはちょっと要約したが、こちらはあまりする気がしない。言語の物質性に気づいていないという致命的な欠点があるからだ。次のPaulhanの本と比べるとそれがよくわかる。 文学言語と日常言語の違いは、…

Roland BARTHES, « L'effet de réel », in Littérature et réalité, Seuil, 1982

言語がその外の現実を直接的に指し示すという幻想について。さっきのvraisemblableと関連するが、このvraisemblableは以前はréel、つまり現実と対立していた。後者は歴史の領分であった。前者は修辞学と結びついており、厳密な規則に基づいていた。したがっ…

Roland BARTHES, Critique et vérité, Seuil, 1966

例の論争について。Picardをけちょんけちょん。Picard的な批評が根拠としている客観性、嗜好、明証性は歴史的な事実(そうであったもの)や、科学的な理論(そうあるべきもの)に基づいているものではない。要はvraisemblableなもの、つまりみんながそうだろ…

fugue

完全に逃避。こんなことやっている場合ではない。ということで読んだ順に。

Marguerite DURAS, Moderato cantabile, Minuit, 1958

前のふたつの小説と比べてずいぶん短かった。半分くらい読んだところで何事も起こらなかったので、これは最後まで何も起こらんな、と思っていたら本当に何も起こらなかった。内容とはあまり関係ないが、ひとつ。この小説では植物についていろいろ語られてい…

Raymond QUENEAU, Le chiendent, Gallimard, 1933

物語は書物の中にあるのであり、物語によって書物が作られるのではない。われわれは容易に物語の彼岸に赴くことができるのであり、そこになんらの困難もない。ただし物語の彼岸に辿り着いたとき、人は平板な存在となる。いったい誰が自らの平板さに気づきう…