2005-01-01から1年間の記事一覧

Daniel LAGACHE, Œuvres VI : La psychanalyse comme science exacte, PUF, coll. Bibliothèque de psychanalyse, 1986 Jean PRÉVOST, Essai sur l'introspection, Sans Pareil, 1927 Édouard TOULOUSE, Comment former un esprit, Hachette, coll. Biblioth…

いまThéodule RibotのLes maladies de la mémoire(Serge Nicolas, La mémoire et ses maladies selon Théodule Ribot所収)を読んでいるのだが、忘れないうちにちょっとかいておこう。まだ本文に入ってなくて、Nicolasの序文を読んでいるのだが、そこで興味…

侯孝賢、Three times, 2005

こっちでは水曜日公開だった。主人公は『ミレニアム・マンボ』に出てた人だったか? 侯孝賢は苦手かもしれない。Shu Qi→喜多嶋舞、Chang Chen→ピエール瀧に見えた。

Daniel LAGACHE, Œuvres I : Les hallucinations verbales et travaux cliniques, PUF, 1977 Daniel LAGACHE, Œuvres II : Le psychologue et le criminel, PUF, 1979 Daniel LAGACHE, Œuvres III : Le transfert et autres travaux psychanalytiques, PUF, …

こっちに来てから二ヶ月半になるが、文学関係の本ってまだ一度も読んでない。来る日も来る日もおかしくなった人の報告とかを読んでいるとこっちもおかしくなってしまう…ということはまあないのだが、でもいい加減辟易してくる。論文執筆というのはどういう場…

Match point, dir. par Woody ALLEN, 2005

今年のカンヌに出展されたもの。確かコンペ部門ではなかったと思う。日本では上映の予定はもうあるのだろうか。ここフランスでも実は十月末が公開だったと思う。なんか試写会というのではないだろうが特別に今日、というか昨日だけの上映だ。ものすごく混ん…

La grande bouffe, dir. par Marco FERRERI, 1973

友人に誘われて見に行った。その人によれば『ソドムの市』みたい、とのことだったのでちょっと覚悟したが、そうでもなかった。ヒロインのAndréaに釘付けだった。実はこの上映に際してそのAndréa Ferréolがやってきてトーク的なことをする予定だったのだが、…

フィッツジェラルド、ホメイニ、山岸凉子

以前フランスにいた時もそうだったが、やはり今回も比較的映画を見る。でも今回は映画館に行くのに地下鉄に乗らないといけないので、あんまりいく回数は多くならないかもしれない。実際入場料もちょっと高くなったように感じるし。フランス全土的に数年前よ…

Serge NICOLAS, Histoire de la psychologie française : Naissance d'une nouvelle science, coll. Psycho, In Press, 2002

こっちに来て初めて読んだ本だ。教科書、だとおもう。いや長かった。といっても350ページぐらいだが。この人の本は二冊目。『フランス心理学の歴史』とあるので、学説史かと思ったがむしろ心理学部の歴史みたいなものだった。しかしこれが教科書なのだろうか…

Jean-Marie GLEIZE, Simplification lyrique, Seghers, 1987 Jean-Marie GLEIZE, Le principe de nudité intégrale, Seuil, 1995 Jean-Marie GLEIZE, Francis Ponge, coll. Les contemporains, Seuil, 1988 Olivier PENOT-LACASSAGNE (sous la dir. de), Ant…

お好み焼き

結局八月は何も書かなかった。 まあ実際ほとんど何もやっていないのだから書きようがないのだが。 しかし本当に何もやった記憶がない。 覚えていることと言えば本を広告でくるんで段ボールに詰めたことぐらいだ。というわけで今フランスはリヨンにいます。 …

冷しゃぶ

夕べはid:kasuho、id:shinimai、id:kogumachanのお三方と飲んできた。なんかいろいろ作っていただいて、ありがとうございました。やはり料理を作れるってすごいね。もうすぐ嫌でも料理とかをしなければいけない状況になるので、自分もなんとかしたいものです…

Georges POULET, L'espace proustien, Gallimard, coll. Tel, 1982(『プルースト的空間』)

Pouletのテクストはこれまでつまみ食い的に読んできたことしかないので、これが初めて全部読んだ著作だ。要はProustは失われた時間のみを求めたのではなく、失われた場所をも求めたのだということ、そしてProust的な時間はしばしばBergson的なそれとの類似を…

Marcel PROUST, A la recherche du temps perdu(『失われた時を求めて』)

初めてDu côté de chez Swannを読んだのが2002年の夏だったから全部読み終わるまで三年ぐらいかかったことになる。まあ日本語で読んでもこのぐらいかかったかもしれない。さすがに最後の方に至ると感慨深くなってきた。それはともかく、先日教授にもうすぐPr…

なんかよくわからないフランス料理

酒を飲み過ぎて頭が痛い。昨日はいっさい告知をしてなかったけど結果的にオフ会のようなものを行う。皆さんおつかれさま。id:kasuhoくんとid:Nayutaさんはきっかり一年ぶりですがお変わりなく。id:kogumachanさんとid:azumixさんははじめまして。途中で追い…

鳥竜田丼

次は本らしい。id:cachamaiさんから。本や漫画は読むものというより買うものなので、あまり書くことがないかもしれない。 ★お気に入りのテキストサイト(ブログ) 特になし。 ★今読んでいる本 jean-Marie GLEIZE, Poésie et figuration ★最後に買った本 Pier…

シュウマイ

musical batonとやらでそのバトンをid:cachamaiさんからいただきました。 ■Total volume of music files on my computer(コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量) 2GBちょい。 ■Song playing right now (今聞いている曲) Maria Creuza / Desespero大…

Paul VEYNE, René Char en ses poèmes, Gallimard, coll. Tel, 1990 Ignace HAAZ, Les conceptions du corps chez Ribot et Nietzsche, L'Harmattan, coll. Epistémologie et philosophie des science, 2002 Serge NICOLAS, La mémoire et ses maladies selo…

Evelyne GROSSMAN, La défiguration, Minuit, coll. Paradoxe, 2004

何か急遽読まなければいけなそうになってみたので読んでみた。100ページぐらいと短い。Artaud, Beckett, Michauxと順々に扱っている。Beckettを扱った章が一番よかったと思うのだが、それはBeckettが一番好きだということかもしれない。Artaudに関しては、Ba…

Actus primus Senecae Medeae

こういう表記でいいのかはわからん。本といっていいのやら。いずれにしても全部読み終わるまでに結構かかるので一幕ずつやっていこう。ただし手元にある英語、仏語対訳版には幕の区切りがない。ネットで公開されているテクストにはある。基本的にこの公開さ…

Magazine littéraire, n°434 septembre 2004 Alfred JARRY, Les minutes de sable mémorial. César-Antechrist, Gallimard, coll. Poésie, 1977 Léon-Paul FARGUE, Épaisseurs suivi de Vulturne, Gallimard, coll. Poésie, 1971 Jean FOLLAIN, Usage du tem…

焼き茄子

久しぶりに新宿というところにいく。フランス図書へ。今年初めていったが、なんか品揃えが貧しくなったような気がする。どうなんだろう。今回見たのはPoésie叢書のところだけだったのだが、買いたかったSaint Pol RouxとかVignyとかPierre Jean Jouveとかが…

Paul VERLAINE, OEuvres poétiques, Dunod, coll. Classiques Garnier, 1995

読んだのはPoèmes saturniens, Fêtes galantes, La bonne chanson, Romances sans parolesの4つ。なんだかよくわからん。さすがにGautierほど能天気ではないが、全然ぐっとくることがなかった。あとVerlaineというと奇数脚だと思うが、音読していてもあんま…

Théophile GAUTIER, Émaux et camées, Gallimard, coll. Poésie, 1981

別の意味できつかった。なんでこんなことやっているのか全くわからん。確かこの初版が出版されたのが1852年だったと思うが、Fleurs du malが(少なくとも同名のタイトルで)最初に出たのが1855年だからほとんど世代的には変わらない。しかもBaudelaireはこの…

Jules LAFORGUE, Les complaintes, GF Flammarion, 1997

いやあきつかった。量的には全然たいしたことないのだが、ほとんど全部何かのパロディやら何やらで、こういうときに自分の教養のなさを痛感する。まあそんな中で最も興味を持ったのは、inconscient、つまり無意識についてだ。Ribotとかをよんでいると確か無…

Raphaël DENYS, Le testament d'Artaud, Gallimard, coll. L'infini, 2005 Jean BAUDRILLARD et Sylvère LOTRINGER, Oublier Artaud, Sens & tonka, 2005 Jean PAULHAN et Yvon BELAVAL, Correspondance 1944-1968, Gallimard, coll. Cahiers Jean Paulhan 1…

Charles BAUDELAIRE, Petits poëmes en prose (Le spleen de Paris), Gallimard, coll. Poésie, 1973

その陶酔の話が出まくるのがこの詩集だ。何しろ「常に酔っていなければならない」らしい。この時間にやられているという感覚は何なのだろうか。全く理解できない。詩とかを読む資格がないのだろうか。まあLamartineあたりからそうなのではあるが、Baudelaire…

Charles BAUDELAIRE, Le fleur du mal, Gallimard, coll. Poésie, 1996

もう何年も前から読もうと思って最初の方だけ読んで挫折して再び読むもんだから最初の方は結構覚えている。というかむかしはCorrespondancesとか暗唱したものだった。しかしいま改めて読むと、時間の捉え方とか、なんか気に入らない。これはProustを読んだと…

LAUTRÉAMONT (Isidore DUCASSE), OEuvres complètes, Gallimard, coll. Poésie, 1973

ちょっと前にやたら長い小説を読んだので、それと比べればこの本も読みやすいかなと思い読んでみた。ちょっとまえにid:kasuhoさんも書いていたけど、意外と読みやすいというか、なんかしょうもない内容を扱っているなという感じがした。しかしどうなんだろう…

GUILLEVIC, Du domaine/Euclidiennes, Gallimard, coll. Poésie, 1977

Du domaineが書かれたのが1967年らしい。Terraquéから20年以上たっている。まあ20年以上たつといろいろかわるもので、詩のスタイルから考え方から結構変化が見受けられる。こっちの方が面白いとは思う。Du domaineというのは文字通りdomaine、領域とかについ…