Gaston BACHELARD, L'engagement rationaliste, PUF, 1972
Gaston BACHELARD, La terre et les rêveries du repos, José Corti, 1948
Gaston BACHELARD, L'air et les songes, José Corti, 1943(『空と夢―運動の想像力にかんする試論』)
Gaston BACHELARD, La poétique de la rêverie, 8e éd, Quadrige/PUF, 1984
C.G. JUNG, Psychologie et alchimie, Buchet/Chastel, 1970(『心理学と錬金術 (1)』『心理学と錬金術 (2)』)
Roland BARTHES, Critique et vérité, Seuil, 1966

半額でも倍買えば同じ値段だ。まあ、よい。タイトルを見るかぎり、一番上の一冊は科学哲学というか認識論というかの本らしいが、あとのは文学関係の本だ。読んだことあるのはBergsonがらみのLa dialectique de la duré(『持続の弁証法』)とL'intuition de l'instant(『瞬間の直観』)だけなので、これらと彼の文学についての考えがどう結びつくのかはちょっと気になる。Jungの本は厚さのわりに安かったので買ってみた。でも自分のやっていることと関連しそうで恐ろしい。心理学やら精神分析やらでのJungの評価についてはあまり興味はないが、いわゆるエゾテリスムにおける彼の業績というのはどんなものなのだろうか。エゾテリスムというのが学問分野としていま成立しているのかは知らないが。まあ歴史研究としてはあるか。
一番最後のは欧明社で買った。今調べてみたけど邦訳があるかどうかわからなかった。なんか著作集とか出てるらしいので、もしかしたらどこかに収録されているかもしれない。短いし。ところで、欧明社では結構amazonとかで品切れになっているやつがおいてあったりする。先日Henri-Irénée MarrouのDe la connaissance historiqueを探していたのだが、amazon、fnac、alapageどれを探しても品切れだった。仕方なく古本屋でちょっと高めのものを買ったのだが、欧明社では品切れのはずのPointsのhistoriqueのシリーズのものがあった。できれば文庫版の安いやつがほしかったので、ショックだった。要は売れない本だと本国で品切れになっても残っていることがあるのだ。遠いし返品とかはしないのだろう。岩波文庫とかでよく見られる現象だ。まめに通っておかないといけないなと反省した。