Pierre BRUNEL, Théâtre et cruauté ou Dionysos profané, Méridiens, 1982
Jean-Marie GLEIZE, Poésie et figuration, Seuil, 1983
Pierre JANET, L'évolution psychologique de la personnalité, Société Pierre Janet, 1984
Jean PAULHAN, 226 lettres inédites de Jean Paulhan, Klincksieck, 1975
Jean PAULHAN, et. al., Almanach des lettres, Éditions de Flore et La Gazette des Lettres, 1952


Philippe LEJEUNE, Le pacte autobiographique (nouvelle édition augmentée), Seuil, coll. Points, 1996(『自伝契約』)
Jacques AUDIBERTI, Paris fut, Claire Paulhan, 1999
Philip WHALEN, Gaston Roupnel : âme paysanne et sciences humaines, Éditions universitaires de Dijon, 2001
Grégoire KOLPAKTCHY, Livre des morts des anciens Égyptiens, Stock, 1993
Marcel RAYMOND, De Baudelaire au surréalisme, José Corti, 1940(『ボードレールからシュールレアリスムまで』)


上が古本屋で下がalapage。Brunelは最近日本に来たらしい。日本人のArtaud研究者が何人か彼の指導を受けていたわりには彼自身の研究書がないのかなあと思ってたらあった。まあ比較文学っぽいアプローチだった。Artaudってのは(少なくともLe théâtre et son doubleは)演劇理論の観点からするとかなり正統なのだが、Brunelがこれを書いた時代はそのようには受容されていなかったようだ。そういう意味でこの本は意義があるのかもしれない。しかし今見るとやはり物足りない。晩年の演劇についてのテクストが全く扱われていないからだ。まあ全体像自体が当時は見えてなかったからしょうがないのだろうが。Gleizeの本は序文のところだけ読んだが、結構面白そう。今の自分の関心と結構近いような気がする。Janetのこの本は良きにつけ悪しきにつけ必読だとは思う。むかしchapitre.comで見つけたのだが品切れになってしまい涙をのんだが、先日探してみたら結構簡単に見つかった。最後のPaulhanの二冊はちょっとやられた。上のやつは持っていた。この日記にも書いていたので、ちゃんと調べておけばよかった。なんのためにこの日記を書いているんだか。どなたかもしよかったらお譲りします。したのやつは作者にPaulhanの名前があったが序文しか書いていない。やられた。


alapageで買ったやつ。Lejeuneのはまあ基本文献。いいでしょう。Audibertiの本はなんで買ったのかよくわからない。でもClaire Paulhanから出てる本の装丁は嫌いではない。Whalenの本は昔ここでも書いたRoupnelの研究書だ。たぶん普通に手に入るものの中では唯一の研究書だと思う。英語からの翻訳。たまたまかもしれないが、RoupnelといいArtaudといい、そんなにメジャーじゃない人の伝記というのは意外と英語で書かれたものが多いような気がする。この人はアメリカの人らしい。ちなみにこの本は以前amazonで注文したのだが品切れと言われた。どうしてこういうことが起こるのだろう。よくわからん。下から二番目は古代エジプト死者の書。まあArtaudがらみなのだが、彼に限らず、結構詩人で古代エジプトとか好きな人は多いのではないだろうか。Nervalとか。あと以前読んだGautierのLe roman de la momieもエジプト関係だったと思う。なぜか最後は出エジプトの話になったが。そういえば最近山岸涼子の『イシス』を読んだ。NervalのChimèresを読んだときはあまり気づかなかったが、Horusってえらいのね。まあとにかく固有名詞を覚えるための本ですな。最後のRaymondの本は実は買うのが二回目だ。フランスから送る際に紛失してしまったのだが、何となくほしくなり頼んでしまった。


ちなみにちょっと一息ついたのでGleizeの本を読もうとしたのだが、これは十九世紀から二十世紀のフランス詩を扱ったもので、各章で各詩人を論じている。なのでその詩から先に読もうと思った。というわけで読書予定を。


LAMARTINE, Méditations poétiques / Nouvelles méditations poétiques
HUGO, Châtiments / Les contemplations
RIMBAUD, Poésies / Une saison en enfer / Illuminations
CORBIÈRE, Les amours jaunes


それぞれが一冊の詩集に入っているのだが、難関はなんと言ってもHugoだ。全部で五百ページ以上ある。ちょっと油断していた。確かに以前読んだLa légende des sièclesもとんでもない量だった。まあでも読んでいないといけなそうなので読もう。Corbièreはちょっと楽しみだ。なんかエピグラフとか意味不明だし。そしてLamartineのふたつはもう読んだ。というわけで、