Alphonse de LAMARTINE, Méditations poétiques / Nouvelles méditations poétiques, Poésie/Gallimard, 1981


なんかあんまり考えていない感じがフランスのロマン主義っぽかった。なんか後半だれてきたので、Rimbaudの詩をたまに読みながら読んだのだが、二人を比べると、Rimbaudってやっぱりいろいろ考えているんだなという感じがして面白かった。まあ考えないことも極めて重要なのだが。しかしなんかこういうロマン主義的な志向というか主観的機会原因論というかは結構影響力はあるのかなあとも思った。初期のArtaudがしたことなんか痛みのロマン主義的解釈といってもいいのではないか。ただ違うのはLamartineには言語そのものの厚みというか不透明性みたいなものに対する意識はあんまりないというところか。その点おおらかだ。まあ今後読むことはあまりないだろうから勉強にはなった。ちなみに詩を読むときは音読をするのだが(というか散文でも音読することが多いが)、こいつは脚韻をあまりちゃんと踏んでなくて、何となくやな感じだった。まあこれ以降もっと守られていない詩がでてくるわけだが。韻を踏んでいると読むときちょっと気持ちよい。まあお粗末で人様にはお聞かせできないが。