Paul VEYNE, René Char en ses poèmes, Gallimard, coll. Tel, 1990
Ignace HAAZ, Les conceptions du corps chez Ribot et Nietzsche, L'Harmattan, coll. Epistémologie et philosophie des science, 2002
Serge NICOLAS, La mémoire et ses maladies selon Théodule Ribot (1881), L'Harmattan, coll. Acteur de la science, 2002
Serge NICOLAS, Théodule Ribot. philosophe breton, fondateur de la psychologie française, L'Harmattan, coll. Encyclopédie psychologique, 2005
Théodule RIBOT, La psychologie anglaise contemporaine, L'Harmattan, coll. Encyclopédie psychologique, 2002
Théodule RIBOT, La psychologie allemande contemporaine, L'Harmattan, coll. Encyclopédie psychologique, 2003


久しぶりにまとめ買い。一番上は書いてある通りVeyneのChar論だが、René Charに興味があるというより、Veyneの方に興味があって買ってみた。彼の歴史論と関連しているのかがちょっと気になる。あとはRibot祭りだ。Haazという人の本は、よくわからないのだが多分博士論文だと思う。ちょっとビビったのだが、論文指導をStarobinskiがやっているみたいだ。まあビビることではないか。NietzscheがRibotのことを気にしていたという話らしい。その下の二冊がNicolasという人の本なのだが、この人は学生向きの心理学の参考書みたいなものを書いていて、この名前を見たのはそれを読んだときが最初だった。何か専門分野が「心理学史」とかなっていて、フランスにはそんな領域があるのかとちょっと驚いたが、最近も結構この人は盛んに活動しているみたいだ。特にRibotは気にしているようだ。この人がいるからパリに行こうと思ったが、いろいろあってやめた。写真を見たが、結構人柄の良さそうな感じだった。やはり教授は人柄が第一だ。いい人だったら物理学の教授に研究指導してもらってもいいと思う。まあ向こうはいやがるだろうが。彼には何かまとまったものが書けたら一度連絡してみようと思う。まあそれはよい。話はそれたが、上の本はRibotのLes maladies de la mémoireというテクストに比較的長い序文を付したもの。このテクストはもう持っている。二冊目はどうやら評伝だ。そんなに長くない。これは早いうちに読まなければいけなそうだ。下の二つがその当人のテクスト。当時の(フランスから見て)外国の心理学についての本。どうやらNicolasが中心となってRibotとかBinetとかのテクストを積極的に復刊しているみたいだ。もう既に著作になっているものは結構持っているが、できれば雑誌掲載論文とかをこれからまとめてほしい。