蠢くもの

 夕べ久しぶりに『週刊ブックレビュー』を見たら、小倉千加子がでてた。なんか新しく本(『結婚の条件』)を出したのでその本についてということらしい。まあ別に何の感想もなく見てたんだが、見ていると小倉千加子の左胸のところに何かが蠢いていた。最初うちのテレビに虫でもついたのかなと思いちり紙でつまもうとしたが空振り。するとその蠢くものが小倉千加子の服が形づくる波に沿って上方に動きだした。蜘蛛だった。服に蜘蛛がついても本人は気がつかないだろうが、ADとかは慌てたのだろうか。そのうち蜘蛛は襟の裏っ側に消えて、カメラは切り替わり、戻った頃には蜘蛛の姿はなかった。話の後半は蜘蛛に気を取られて全く耳に入らなかった。覚えているのは小倉千加子が「わたしは女の気持ちも男の気持ちも分かるので両者の媒介となりたい」というようなことをいっていたことだ。すごいなあ。あたしは女性の気持ちも男性の気持ちもわからん。