GUILLEVIC, Du domaine/Euclidiennes, Gallimard, coll. Poésie, 1977

Du domaineが書かれたのが1967年らしい。Terraquéから20年以上たっている。まあ20年以上たつといろいろかわるもので、詩のスタイルから考え方から結構変化が見受けられる。こっちの方が面白いとは思う。Du domaineというのは文字通りdomaine、領域とかについて語っているもので、もはや内部と外部に引き裂かれる人間というようなものは見られない。領域とは、最終的にはよくわからないが、どうやら純粋な外部であって、前作から想像されるように、その中にいる人間に相関したものではないらしい。なんかいろいろよけいなことを考えなくなってよくなったと思う。