2004-08-30から1日間の記事一覧

Jean STAROBINSKI, « La littérature », in Faire de l'histoire II Nouvelles approches, éd par Jacques LE GOFF et Pierre NORA, Gallimard, 1974

もう書くの疲れてきた。なんか教授に説教されている気がした。研究するときは、自分と研究対象との距離をちゃんと保ちなさい、有効な問いを立てなさい。そうですか。はあ。しかしこんなのを当時の歴史学の最先端を集めた論集なんかに収録していいのか?

Jean PAULHAN, Essai d'introduction au projet d'une métrique universelle, Le nouveau commerce, 1984

やっぱりPaulhanは素晴らしい。でも彼の本を読むと文学なんて本当にどうでもいいなと思ってくる。いや、読む前から思っていたが。しかしこのタイトルはなんなのだろう。métriqueというので詩法とか韻律の話かと思いきや、予想と全く違った。むしろ以前読んだ…

Michael RIFFATERRE, « L'illusion réféfentielle », Ibid

上のBarthesの論文と一緒に収録されているもの。Barthesのはちょっと要約したが、こちらはあまりする気がしない。言語の物質性に気づいていないという致命的な欠点があるからだ。次のPaulhanの本と比べるとそれがよくわかる。 文学言語と日常言語の違いは、…

Roland BARTHES, « L'effet de réel », in Littérature et réalité, Seuil, 1982

言語がその外の現実を直接的に指し示すという幻想について。さっきのvraisemblableと関連するが、このvraisemblableは以前はréel、つまり現実と対立していた。後者は歴史の領分であった。前者は修辞学と結びついており、厳密な規則に基づいていた。したがっ…

Roland BARTHES, Critique et vérité, Seuil, 1966

例の論争について。Picardをけちょんけちょん。Picard的な批評が根拠としている客観性、嗜好、明証性は歴史的な事実(そうであったもの)や、科学的な理論(そうあるべきもの)に基づいているものではない。要はvraisemblableなもの、つまりみんながそうだろ…

fugue

完全に逃避。こんなことやっている場合ではない。ということで読んだ順に。